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  • 執筆者の写真Chiharu Ohashi

ワンちゃんの言語とは?

更新日:2021年1月13日

今回はワンちゃんの言語でもある、 ボディーランゲージについてです。

ワンちゃんは日本語を話せるわけではなく、もちろん英語もフランス語も話せません。

むしろ、 会話する方法があれば私たちの仕事はなくなってしまいますね!

『トイレはちゃんとトイレトレーの上でしてね?』と 伝えればおしまいです。

ではワンちゃん同士の会話はどうしているんでしょうか?


答えはボディーランゲージ、 直訳で体の言語ですね。


カーミングシグナル

ワンちゃんの場合、 様々なボディーランゲージがありますが、

中でもカーミングシグナルというものがあります。

簡単にいうと、ワンちゃんが争いを避けたり、気分を落ち着かせたり、

自分の意思を伝えるために 出すボディーランゲージのことです。

ノルウェーのルーガスさんという方によって 27種が区分されています。

カーミングシグナルで 代表的なものとしては『あくび』。

眠いとき以外のカーミングシグナルとしてのあくびには

『もうやめてほしいなぁ』『そっとしておいてほしいなぁ』 という意味があります。

ちょっとしたストレスを感じているときに 多いカーミングシグナルですね。


他には『体をぶるぶると震わせる』。

これは遊びの終わりに見られやすいです。

『もうおしまい!落ち着こう!』と自分と相手を落ち着かせたり、

気持ちを切り替えるためのシグナルです。



よく勘違いされがちなのが『目線をそらす』。

相手がちょっとコワイ、知らない人やワンちゃんに対して、

他にも相手に落ち着いてほしいときのシグナルです。



「嫌がってる」「怒りそう」

ボディランゲージが分かると

わんちゃん同士の争いを

避けることもできます





わんちゃんの「ことば」を見よう


あまりオススメできない叱り方として 飼い主さんがワンちゃんの目をしっかり見て叱る

というものがありますが、 ワンちゃんは目線をそらします。


それがカーミングシグナルなのですから当然なのですが、

ワンちゃんが

『よくわかんないけどお母さんがぼくに怒ってるのはわかったから、

とにかく落ち着いてよ』と

言っているのにも関わらず、

『こっちを向きなさい!お母さんの話をちゃんと聞きなさい!』

と叱るのは、ワンちゃんにとってはどうでしょうか…?


カーミングシグナルは人がワンちゃんに対して使うこともできます。

ワンちゃんのカーミングシグナルや、

その他のボディーランゲージに気づけるようになると、

愛犬が思っていることや考えていることがもっとわかることもありますよ!


実際にわたしはレッスンで ボディーランゲージを見て、

飼い主さんはこう言ってるけれど、ワンちゃんはどうも別のことを言ってるなぁ…。

と、感じることもあります。


みなさんも愛犬のボディーランゲージを 観察してみて、

うちのコの『ことば』に耳を傾けてみてはどうでしょうか?



※C*SunnyDogブログで掲載していたものに加筆修正をしております。

※無断の転載やコピー、プリントアウト等はご遠慮ください。

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